今年は庭の柚子が例年になく鈴なり。
脚立を立てて取るには足元がおぼつかなく、植木屋さんが入るのを待って収穫した。
右の写真は、その時にはまだ青く、もう少しつけておきましょうといわれた実がすっかり黄色く色づいたもの。
ほんとは今年こそ「ゆべし」に挑戦してみたかったけど、この暖冬ではどうなるかわからず、
韓国の柚子茶も大好きだけれど、買った方が安いし、手作りする方が格段においしいとも思えず、
では柚子マーマレードをと思ったものの、今年は間もなく家を留守にすることになっていたのでそれも叶わず・・・
結局、大量の柚子果汁を絞ることにした。
冷凍したものと、簡単ポン酢にして鍋物に使ってしまったものと、そのほかは来客のたびに「ホット柚子」にしてお出しした。
単に柚子果汁に蜂蜜少量を入れてお湯で溶いただけ。
でも、どなたもみなさん「わ~~、おいしい!」ととても喜んでくださる。
ティーカップ一杯に柚子一個の割合がおすすめ。
搾り取った皮と種は、さらしで作った布袋に入れてお風呂に。
一度に入れるには多すぎるので、冷蔵庫に貯めておいて何度かに。
体の芯から温まって、入浴剤の柚子湯とは格段の違いです。
最近、仕事場が渋谷から大久保に移って昼や夜の食生活がずいぶん変わった。
万事に盛りがよくて、安くて、赤い。そしてもちろん、おいしい。
おいしいといってもいろいろあるけれど、今まではそこそこおいしいお店と、結構おいしいくらいのお店にしかめぐり合っていなかったけれど、この間若い人達に案内された店は今までで一番のピカイチでした。
スンデで有名なお店だけあってもちろんスンデはおいしかったし、次から次に注文したどの料理も期待を裏切らなかったけれど、一番びっくりしたのが、この「キュウリ焼酎」でした。
焼酎にスライスしたキュウリを入れるとメロンの味がするというのは以前料理フォーラムで教えてもらったことがあって、もちろんすぐやってみた。まぁ、確かに言われればそんな気もするメロン味、という程度ではありましたが・・・。
だから、この店のキュウリ焼酎もそんなものかと思っていたらとんでもなかった。
千切りキュウリが一本分くらい詰まったプラスティック製デキャンタというか水差しに焼酎が注がれている。
水差しの口には何も漉すものがないので、酒を注ぐと時々キュウリの千切りが入ってくる。
茶柱ならぬキュウリ柱ねと笑っちゃったけれど、これって韓国では普通の飲み方なのでしょうか・・・?
おっと、旬を逃すながテーマのブログなのに秋も深まってキュウリ焼酎もないか。
そうそう、この焼酎漬けのキュウリがもったいなくて、みんなして割り箸で掬いだして食べてみましたが、私はケジャンが漬かっていた唐辛子のたれで和えて食べてみました。
ケジャンだから冬の味覚ということで・・・。
この店、ケジャンがとってもおいしかった!
24時間営業というのもディープだし、帰りがけにもらってきたお店の名刺がハングルだけしか書いてないのも、さすが大久保。
生協で赤かぶを1キロ買った。山形産とか。
赤かぶといえば飛騨か四国は松山のイメージなのだけれど、いずれにしても酢漬けしか食べたことがなく、関東ではあまり野菜として売っているのは見かけないので、自分で漬けてみたのはこれが初めて。
切ってそのまま食べてみると白い蕪ほど水気はないものの、パリパリとした食感は漬物向きな感じ。
辛味もかなりあるのだけれど、大根の辛味とも違う。
蕪は蕪なのね~という感じ。
上下を切り落としてから、皮は剥かずに半分に切り、それを串切りにして塩4%程度をふりかけて簡易漬物器で思い切り押しをかけておく。数時間で半分くらいの嵩に減ってしまい、その分、蕪から出た水気が押し蓋の上まで出ている。
これをザルにあけて水を切り、お酢100ccに砂糖50g程度を溶かした中に漬け込む。一緒に昆布を色紙に切ったものも入れてチャックシールの袋に詰めて冷蔵庫へ。
今日で二日目。まだ全体が赤くはなっていない。
さて、どんな出来になりますか!?
夏は冷やっこ、寒くなったら煮奴がおいしい。
耐熱陶器の浅鍋に薄く味付けしたこぶだしを張り、奴に切った豆腐を並べて火にかける。
豆腐がふつふつふつと出汁の中で身をゆすり、温まってきたなと思ったら削り節を両手で揉みほぐしながら豆腐の上に振りまき、溶き卵を回しかけ、蓋をして、卵が半熟状態になったら出来上がり。あればあさつき、なければ三つ葉でも長ネギでもちょっとした青味を散らせば眺めもヨシです。
夏の豆腐は器の中で静かに収まっているけれど、湯豆腐といい煮奴といい火の上で身をゆするところが旬かしら・・・。
本を読んでいたら、伊藤園の新俳句、小中学生の部優秀賞の俳句に「サバなべのトーフがフタフタ笑ってる」という句が紹介されていた。俳句におけるオノマトペの面白さを説明する事例に使われていたのだけれど、フタフタ動く豆腐は多分、たっぷりの出しの中でのことだろう。湯豆腐の豆腐なんかは確かにフタフタと笑うように動いているし。(でも、サバなべってどんな鍋?船場汁みたいな鍋物?)
そこにいくと、この煮奴の豆腐はフタフタするほどたくさんの出汁はない。
グググというか、ブブブというか、身を寄せ合って小刻みに身をゆする風情なのでした。